キヤノンメディカルシステムズ/80列マルチスライスCT「Aquilion Prime SP / i Edition」販売開始

キヤノンメディカルシステムズ/80列マルチスライスCT「Aquilion Prime SP / i Edition」販売開始

キヤノンメディカルシステムズは、ディープラーニングを用いて設計された画像再構成技術「Advanced intelligent Clear-IQ Engine-i (AiCE-i)」を80列マルチスライスCTに展開した「Aquilion Prime SP / i Edition(アクイリオン プライム エスピー アイエディション)」の国内販売を10月1日より開始した。

同社はAI技術であるディープラーニングを用いて設計された画像再構成技術「Advanced intelligent Clear-IQ Engine (AiCE)」を、高精細CT「Aquilion Precision」および、エリアディテクターCT「Aquilion ONE / GENESIS Edition」に搭載し、世界に先駆けて販売してきた。

今回、80列マルチスライスCT「Aquilion Prime SP / i Edition」をラインアップに加えることで、より多くの医療施設での高画質の提供と被ばくの低減に貢献できるとしている。

AiCE-iの特長
1.MBIR (Model Based Iterative Reconstruction) 相当の、大幅なノイズ低減効果と空間分解能の向上が得られる。
2.通常のMBIRでは困難であった低コントラスト領域における高いノイズ低減効果や粒状性の維持効果が良く、低線量領域での安定した画質改善効果が得られる。
3.AI技術であるディープラーニングを用いて複雑なモデルや繰り返し演算の結果を組み込んでいるため、MBIR相当の高画質を高速に提供することが可能である。
4.新たな画像再構成技術AiCE-iは、新開発の再構成ユニットに搭載可能なため、省スペースを維持し、導入コストを抑えられる。

さらに、「Aquilion Prime SP / i Edition」は同社のフラグシップマシン「Aquilion ONE」のために開発された技術であるX線光学系技術「PUREViSIONTM Optics」、金属アーチファクトを効果的に除去する「SEMAR」のほか、最先端の臨床アプリケーションを多数搭載し、様々な検査において、高画質と被ばく低減の両立が実現。また、最小設置スペースが14.8㎡とコンパクト設計なため、施設の設置環境に柔軟に対応できる。加えて装置を使用していないときはスリープモードを採用、省エネルギー運用によるランニングコストの削減を可能とし、質の高い病院経営に貢献する。

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