キヤノンメディカルシステムズ/マンモグラフィ

キヤノンメディカルシステムズ/マンモグラフィ

 キヤノンメディカルシステムズは、トモシンセシス対応マンモグラフィ「Pe・ru・ru LaPlus(ペルル ラプラス)」を発売した。
 同社は、女性による女性のためのマンモグラフィ開発を行い、検査のときの不安や痛みを低減する技術と、自然に抱きかかえられるような優しいフォルム、清潔感のあるパール塗装で検査時の緊張を和らげてくれるデザインを採用した「Pe・ru・ru Digital」を、2008年に発売。このPe・ru・ru Digitalの使いやすさやデザインを踏襲し、角度を変えた連続撮影によって得られた画像から任意高さの断層面を再構成することにより、立体的な診断を可能とするトモシンセシス機能を搭載したPe・ru・ru LaPlusを新たにラインナップに加えた。
<特長>
▽Pe・ru・ru Digitalから継承したコンパクトな撮影台により、従来の乳房を挟むポジショニングのしやすさを保ちながら、トモシンセシス対応を実現。特にMLO(内外斜位方向)撮影時の腋下欠損部分が少ないため、大胸筋の描出が無理なく適切に行える
▽Pe・ru・ru Digitalで好評のフラット形状アームレストに加え、受診者の腕の形に合わせた撮影台側面の曲面形状化により、MLO撮影時の受診者の安定感が向上
▽フェースガードは、トモシンセシス撮影時に可動する管球ヘッド部分ではなくCアーム内側に固定する方式であるため、受診者は安心して顔を預けることができ、2D撮影時とトモシンセシス撮影時に取り替える必要もない
▽トモシンセシス撮影角度は±7.5°と小さく、FPD検出器へのX線の斜入を抑えることにより、画像のボケや被ばくを低減する。 また、「WターゲットとAgフィルタ」の採用により、被ばくに影響を与える低エネルギー領域とコントラスト低下を引き起こす高エネルギー領域を適切にカットし、トモシンセシス撮影に効果的なエネルギー領域を抽出
▽トモシンセシス撮影でも2D撮影と同じピクセルサイズ(85μm)で画像を収集するため(ノンビニング方式)、複数の画素をひとつの大きな画素として収集する方法(ビニング方式)に比べ、分解能の高い断層像が得られる。再構成方式は、逐次近似法で、同社独自の再構成技術と画像処理技術により、高画質と低被ばくを実現
※問い合わせ先=キヤノンメディカルシステムズ 広報室 TEL 0287・26・5100

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