シーメンスヘルスケア/MRI装置

シーメンスヘルスケア/MRI装置

 シーメンスヘルスケアは、新型オープンボア3T(テスラ)MRI装置「MAGNETOM Vida(マグネトム ヴィーダ)」を発売した。
 これまでのMRI検査では、高齢者の検査における呼吸コントロールの難しさや静止困難な被検者に対するモーションアーチファクト抑制、体型により影響が出やすい脂肪抑制の制御といった課題があり、理想とする画像を提供するには限界があった。同社はこれらの課題を解決すべく、新しい技術コンセプト「BioMatrix Technology」を開発し、被検者の特性によるばらつきを抑えた再現性の高いハイクオリティな画像の提供を可能にした。
<特長>
▽BioMatrix Technologyは、同製品で初めて搭載された全く新しい技術コンセプト。年齢、体型、症状など被検者の特性によらず、再現性の高いハイクオリティな画像を安定的に提供する
1.BioMatrix Sensors(バイオマトリックス センサー)
これまで必要であった呼吸ベルトや呼吸センサーのセッティング、ナビゲーターエコーの設定などの作業が不要。被検者は、寝 台に寝るだけで装置が必要な呼吸情報を瞬時に認識し、ガントリ付属のタッチパネルに表示
2.BioMatrix Coilshim(バイオマトリックス コイルシム)
コイルに内蔵されたハードウエアユニットにより、複雑な形状のため安定した脂肪抑制が難しい頭頸部検査においても、より良 い脂肪抑制効果を安定して実現し、再現性の高いハイクオリティな画像を提供
3.BioMatrix Select&Go(バイオマトリックス セレクト&ゴー)
MRI装置のガントリに搭載されているタッチパネルで検査に必要な情報を簡単に確認・選択することができるため、従来より も被検者のそばで行う操作が増え、安心感のある検査につながる。また、そのまま検査に移行できるため、臨床および研究利用 のいずれにおいてもワークフローの更なる高速化を実現
▽操作コンソールのDual Monitor化および最新ソフトウエアバージョン「syngo XA10」を標準装備。syngo XA10に搭載された「GO Technology」は、検査準備からスキャン、および後処理といった一連の作業をトータルにサポートするため、オペレーターの作業負担が軽減され高度な画像解析や検査に必要な操作に注力することができる
※問い合わせ先=シーメンスヘルスケア MSC本部 コミュニケーション部 TEL 03・3493・7630

 

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