EIZO/医用画像表示モニターシステム

EIZO/医用画像表示モニターシステム

 EIZOは、2面構成21.3型カラー医用画像表示モニターシステム「RadiForce RX560 MammoDuo」を、9月27日から発売する。
<特長>
▽ジャパンディスプレイ社と共に、医用モニター用の低温ポリシリコン(LTPS:Low Temperature Poly‐Silicon)液晶パネルを開発。パネルの液晶を制御する薄膜トランジスタ(TFT)に、従来のアモルファスシリコンではなくLTPSを使用することで、TFTのサイズを約1/4に小型化し、画素(モニターに画像を表示する際の最小単位)の開口率を向上。高開口率により、光源となるバックライトの光を最大限に活かすことができるためパネルの高輝度化を実現し、パネルの駆動回路を外付けでなく内蔵化することで、回路基板の省スペース化も実現
▽カラーモニターでありながら、モノクロモニターに近い1100cd/㎡の高輝度化を実現。高輝度化により、キャリブレーション推奨輝度500cd/㎡の維持を購入日から5年間かつ製品使用20000時間保証するため、カラー画像に加えて、より高い表示性能が求められるマンモグラフィのモノクロ画像を表示するモニターとして、長期にわたり安定して使用することができる。コントラスト比も、モノクロモニターに近い1500:1を兼ね備え、白浮きを抑えた引き締まった黒色を表示する
▽液晶パネルの回路基板の省スペース化により、5メガピクセルモニターとして額縁幅7.5mmを実現し、額縁と画面の高低差も2.5mmに抑えたことにより、2面構成で使う場合も、画像比較時の目線移動が滑らかになる。外形寸法は、同解像度の従来機種2面構成と比べて、横67mm、縦36mm、奥行き20.5mmのスリム化を実現。空間占有率が約22%削減され、デスク上の作業スペースに開放感が生まれる。また、画面を見やすい位置に調整するためにモニターを上下左右に動かす場合、モニターごとにスタンドが付いているとモニターの間を隙間なく調整することが困難だが、新設計の専用スタンドを採用した同製品では、モニター2台が連動して動きモニター間に隙間が生じない
▽Hybrid Gamma PXL(ハイブリッド・ガンマ・ピクセル)機能が、同一画面内のモノクロとカラーをピクセルごとに自動判別し、それぞれ最適な階調で表示する。ピクセル単位で判別する新しい方式により判別精度が向上し、エリアで判別する従来の方式よりも安定して機能する。これにより高い表示性能が求められるブレストトモシンセシスやマンモグラフィのモノクロ画像に加えて、乳房MRIやCT、超音波、病理などのカラー画像も忠実に再現でき、モノクロとカラー画像を一つの画面上に表示する際の読影作業の効率化が期待できる
▽同社は、読影に快適な作業環境を提供し、作業効率を一層向上させるため、「Work‐and‐Flow(ワーク・アンド・フロー)」という機能の開発に取り組み、今年発売のRadiForceシリーズのモニターに順次搭載している。同製品には、このWork‐and‐Flow機能に新たに「Point‐and‐Focus(ポイント・アンド・フォーカス)」機能を加えて搭載。Point‐and‐Focus機能では、マウスとホットキーの操作だけで、表示している医用画像内の気になる部分をすばやく選択し、輝度や階調を見やすいように変更することができ、関心領域のみに焦点を絞ることで、読影に集中しやすくなる
※問い合わせ先=EIZO 営業1部 メディカル課 TEL 03・5764・3404

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