PHC/移動式免疫発光測定装置「パスファースト®」を リニューアルして販売開始(25.9.29)

PHC/移動式免疫発光測定装置「パスファースト®」を  リニューアルして販売開始(25.9.29)

 PHCホールディングス(本社:東京都千代田区)傘下のPHC 診断薬事業部(本社:東京都千代田区、以下「PHC IVD」)は、このたび、新たに改良された移動式免疫発光測定装置「パスファーストⓇ」を2025年10月に国内で販売を開始する予定。本製品は、2025 年 10 月3日(金)から5日(日)までパシフィコ横浜で開催される「JACLaS EXPO 2025-臨床検査機器・試薬・システム展示会-」に出展する。
 PHC IVDが製造販売する「パスファーストⓇ」は、大規模病院から診療所まで、幅広い医療現場で活用されている、卓上型のコンパクトで移設が容易な免疫発光測定装置である。MAGTRATION技術を組み合わせた化学発光システムを採用し、迅速かつ高品質な検査を提供している。「パスファーストⓇ」は、全血・血漿・血清を用いて測定が可能であり、医療現場における多様なニーズに柔軟に対応できる検査機器である。測定に必要な試薬がすべて一つのカートリッジに収められ、廃液も格納されるオールインワンカートリッジを採用しているため、取り扱いが非常に簡便である。さらに、スタートボタンを押すだけで測定が開始され、最短17分で6テスト/バッチ、最大6項目を同時測定可能なことから、救急科や循環器内科において心筋梗塞や不整脈、肺塞栓症の検査に活用されているほか、産婦人科ではホルモン値の測定など、多岐にわたる検査に対応可能である。
 今回、リニューアルした「パスファーストⓇ」では操作画面の大型化や直感的な操作を実現できる画面デザイン(GUI)に刷新し、試薬のスムーズな出し入れを可能にする大開口ドアを採用した。さらに、内蔵バーコードリーダーと、装置状態が可視化できる状態表示ランプを搭載し、より一層使いやすさを重視した。
 「パスファーストⓇ」は発売から 20 年を迎え、日本国内及び、米国・欧州・アジア・中東・中南米など約50カ国の医療現場で迅速な検査に貢献してきた。 PHC IVDは、これからも医療従事者の負担軽減に貢献し、より良い医療の実現に寄与する製品・サービスを届けていく。

<本製品のリニューアルポイント>

1.操作画面の大型化とGUIの刷新
従来機の約2倍の大型画面を採用し、視認性と操作性を大幅に向上させた。新しい
GUI ではレイアウトや操作フローを見直し、よりシンプルで直感的な操作が可能。

2.大開口ドアの採用
試薬の出し入れがよりスムーズな大開口ドアの採用により、筐体への接触リスクを低減し、安全性の向上にも寄与する。

3.バーコードリーダーの内蔵化
片手で検体IDを読み取ることが可能となり、作業の効率化をサポートする。

4.状態表示ランプの搭載
装置から離れた場所でも検査の進捗状況を把握できる状態表示ランプの搭載により、診
断遅延のリスクを軽減する。

5.ソフトウェアの機能追加
検体ID や患者さんのIDなどから測定結果の履歴一覧を確認できるデータ検索機能や、
作業日誌の自動作成機能を新たに追加し、利便性を向上した。

■問い合わせ=
PHC 診断薬事業部 統括事業企画部 広報課
電話:070-1449-9486/070-1226-3325
E-mail:ivd-communications@gg.phchd.com

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