パラマウントベッド/離島の医療課題に挑む、介護DXの最前線 ~「眠りCONNECT」によるオンライン診療の実証研究を新上五島町で開始~(25.12.17)
パラマウントベッド(本社:東京都江東区、以下同社)は、MUSVI(本社:東京都品川区)、芙蓉開発(福岡県福岡市)、みずほリサーチ&テクノロジーズ(本社: 東京都千代田区)と共同で、長崎県新上五島町において、オンライン診療の実証研究を開始した。
本実証研究は、日本医療研究開発機構(AMED)の「介護DXを利用した抜本的現場改善事業」に採択されており、同社の見守り支援システム「眠りCONNECT」により把握できる睡眠状態、及びその他のライフログデータと、MUSVI社のテレプレゼンスシステムを活用することで、医療・介護の連携による新たなケアモデルの構築を目指す。
■背景
日本は2040年に高齢化のピークを迎えると予測されており、医療・介護の需要が急増している。現時点でも高齢化が進んだ離島や過疎地域では、医療従事者や介護職員の不足が深刻で、地域医療の維持や介護現場の負担軽減が大きな課題である。中でも、介護施設職員による「通院介助」は、移動や待機を含めて1回あたり3時間を要することもあり、職員・利用者双方にとって大きな負担となっている。こうした現場の課題に対する将来を予測したテクノロジーを活用した解決策が求められている。
■実証概要
本実証研究事業では、同社の「眠りCONNECT」と、芙蓉開発社のAI/ICT健康管理システム「安診ネット介護DX」、そしてMUSVI社のテレプレゼンスシステムを組み合わせた「眠りCONNECTコミュニケーションパッケージ」を用い、診療情報の可視化と対面同等のリアルなオンライン問診・診療の実現をサポートしている。通院に伴う負荷の最小化と医療・介護の新しい連携モデルの構築を目的としている。
▽実証フィールド
実施地域:長崎県新上五島町(高齢化率44.6%)
医療機関:上五島病院/奈良尾医療センター
介護施設:特別養護老人ホーム 福見の園(定員30名+ショートステイ10名)
▽各社の役割
パラマウントベッド:「眠りCONNECTコミュニケーションパッケージ」の提供
MUSVI:プロジェクトマネジメント、テレプレゼンスシステムの技術提供
芙蓉開発:健康管理システム「安診ネット介護DX」の提供
みずほリサーチ&テクノロジーズ:実証データの収集・解析および費用対効果の評価
■今後の展望
実証フェーズで得られるデータを基に、費用対効果や導入指針を明確化し、他地域への展開可能性を高めていく。同社は今後もブランドメッセージ「WELL BEING for all beings」のもと、高齢化が進む地域社会全体における持続可能な医療・介護の提供に貢献していく。
■問い合わせ=
パラマウントベッド 広報部
Mail:pb-pr@paramount.co.jp
Tel:03-3648-1111

