EIZO/高精細画質とスムーズな操作性を持つ、手術映像撮影用の4Kカメラを発売(25.5.8)

EIZO/高精細画質とスムーズな操作性を持つ、手術映像撮影用の4Kカメラを発売(25.5.8)

 EIZO(本社:石川県白山市)は、手術室向け4K/60p術野カメラシステム「CuratOR SC431(以下SC431)」を2025年7月22日に発売する。(価格はオープン価格)
 近年、ヘルスケア市場では、患者への説明、医学研究、医師の後進育成のため、手術映像の撮影・記録・利活用のニーズが高まっている。EIZOグループではこれまで、カリーナシステムから手術映像撮影用途として4Kカメラシステム「MEC-7000-UHD」を提供してきたが、その画質と運用面での利便性を大幅に向上させた後継機種として「SC431」を、EIZOの手術・内視鏡向け映像ソリューション「CuratOR(キュレーター)」ブランドで発売する。
 SC431は、プログレッシブ60Hz信号での4K(3840×2160)解像度に対応し、自然でなめらかな高精細画質での撮影が可能。また手術中でもカメラ位置をスムーズに操作できる3軸雲台を一体化した構造を持つほか、新機能として、空調などの影響による慢性的な微振動やズーム時の微細な揺れを軽減する「映像ブレ補正機能」を搭載した。
 同社は、映像の「撮影・記録・配信・表示」から成るImaging Chainを構成する製品群を提供することで、映像の付加価値向上と事業領域の拡大を目指している。手術・内視鏡市場向けの製品としては、CuratORブランドで提供しており、今回発売する「CuratOR SC431」で撮影した映像は、医用レコーダー「CuratOR MIR-1」で高画質に録画し、手術用モニター「CuratOR EXシリーズ」での高画質な視聴が可能となる。

主な特長

■4K(3840×2160)/60pの高精細画質での撮影に対応
■「インテリジェントPTRZ」を搭載した3軸雲台一体型構造
高精度のステッピングモーターを内蔵した雲台部は、上下・左右方向(パン・チルト)およびカメラの回転(ロール)が可能です。独自の制御プログラムにより、プレビュー映像を見ながら動かしたい方向に簡単に操作でき、理想的な位置に被写体を捉えることができる。
■独自開発の「映像ブレ補正機能」を搭載
■30倍 光学ズームレンズ搭載
被写体との距離が離れていても、目的のエリアに素早くズームインし、フォーカスを合わせる。
■高画質撮影を実現
手術室内の照明の明るさによる影響を調整し、手術映像を見やすく鮮明に撮影する機能を搭載している。また、10bitカラー出力に対応し、優れた階調表現を実現する。
・強い照明による白飛びを軽減する 「ニー機能」
・暗部の視認性を向上する 「ブラックストレッチ機能」
・映像ノイズやざらつきを低減する 「ノイズリダクション機能」
■高倍率でもスムーズな操作
独自の制御プログラムにより、カメラのズーム倍率に応じてパン・チルトの動きが適切に制御され、高倍率でも簡単に被写体を捉えることができる。
■リモコン付属、外部機器からの制御にも対応
ズームやホワイトバランスなどのカメラ制御および雲台の制御は、カメラコントロールユニットの前面パネルまたは付属の赤外線リモコンで行う。また、外部機器からイーサネットやRS-232C経由でカメラを制御することも可能。
■映像の同時出力が可能
カメラコントロールユニットの背面には、4K映像出力用の12G-SDI/HDMI®端子とフルHD映像出力用の3G-SDI/HDMI端子を搭載。これにより、4K映像または、フルHDにダウンコンバートした映像をすべて同時に出力できる。

問い合わせ=EIZO ヘルスケア営業部
TEL:03-5764-3403
Webサイト:https://www.eizo.co.jp/press/

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